第45回創玄現代書展
2019年11月3日(土、祝)、午後2時から3時前まで、東京・銀座のセントラルミュージアム銀座(紙・パルプ会館5階)で開催中の
第45回創玄現代書展

を見る。20代の書家水野燕風(本名:敦史)さんが、私の俳句
家ぬちを濡羽の燕暴れけり
を揮毫、同展の選抜部門に入選し、展示されていた。この句は、第一句集『猟常記』(静地社、1983年)所収。生前、高柳重信がほめてくれた唯一の俳句。
若い書家が注目してくれたのは、うれしいことだ。
その作品

水野燕風さんと

会場では下まで目線が届かなかったが、「羽」という字がおもしろい変化を見せている。「の」の飛び出し方もいい。「暴」には風格と弾力がある。
最後の「けり」のかすれと力の抜け具合もすばらしい。
こういう変化に富んだ文字のなかで、「燕」が空中浮遊している。
まだ、創立20周年記念第10回世界俳句協会大会開催の疲れが残っている中、楽しいひとときを過ごせた。
ざわめく文字の風に乗って燕は不滅 夏石番矢
第45回創玄現代書展

を見る。20代の書家水野燕風(本名:敦史)さんが、私の俳句
家ぬちを濡羽の燕暴れけり
を揮毫、同展の選抜部門に入選し、展示されていた。この句は、第一句集『猟常記』(静地社、1983年)所収。生前、高柳重信がほめてくれた唯一の俳句。
若い書家が注目してくれたのは、うれしいことだ。
その作品

水野燕風さんと

会場では下まで目線が届かなかったが、「羽」という字がおもしろい変化を見せている。「の」の飛び出し方もいい。「暴」には風格と弾力がある。
最後の「けり」のかすれと力の抜け具合もすばらしい。
こういう変化に富んだ文字のなかで、「燕」が空中浮遊している。
まだ、創立20周年記念第10回世界俳句協会大会開催の疲れが残っている中、楽しいひとときを過ごせた。
ざわめく文字の風に乗って燕は不滅 夏石番矢
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