第1回アジア太平洋詩祭 その1 アジアへのシフト

第1回アジア太平洋詩祭(ベトナム、2012年2月1日~6日)は、ベトナムという国を挙げての初めての国際詩祭だった。26か国81人の詩人が参加。規模からいえば、かなり立派な国際詩祭。

最高級の会場とホテル、伝統的ベトナム芸能のパフォーマンスなど、派手だったが、運営は私がこれまで参加した国際詩祭のなかで最悪だった。

予定がころころ変される。そのアナウンスも不十分。
会期中に、アンソロジーが完成していない。
ロシア、中国、インドが、過度に優遇される。
参加した詩人が必ずしも、すぐれた詩人ではない。

こういう欠点が第1回にあっても、国、地方政府、ベトナム共産党のバックアップを得て、ベトナム作家協会は、第2回以降も、この国際詩祭を開催してゆくだろう。

この国際詩祭開催が示す、数世紀にわたる欧米中心主義から、アジアの主体性確立への努力は、日本人もおおいに学ぶべきだろう。なぜなら、現在の日本には、中途半端な欧米模倣、かなり貧弱なアジアに対する認識しかないからだ。

帰国後、どっと疲労が出たのは、ベトナムでの疲れとともに、日本のこういう状況を再認識したため。






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