公開授業を終える

6月15日(水)と17日(金)午後、M大学H学部での2コマが、付属高校への公開授業となった。いずれも「比較文化」で、一つは俳句、もう一つは浮世絵と印象派。

15日は、俳句で、ラフカディオ・ハーンのエッセイ"Frogs"。ハーンはまだ、俳句の翻訳に踏み込めていないが、いろいろな点で、重要なエッセイ。芭蕉の「古池や」も登場。そこで、この句の画期的な点をあかす。金子兜太や長谷川櫂は、この句がまったく理解できない2流以下の俳人。

冒頭で、トピックスとして、このブログから、自作の、

  未来より滝を吹き割る風来たる  夏石番矢

を、日本語、英語、仏語、ポルトガル語、スペイン語で朗読し、それぞれの訳の特徴を述べた。

未来の滝俳句にスペイン語版
http://banyahaiku.at.webry.info/201106/article_15.html

17日の浮世絵と印象派のほうは、エドガー・ドガ。資料を詰め込みすぎて、鞄が開かず困ったが、なんとか解決。

  鞄開かず時間の滝は浮遊する  夏石番矢

この授業のために奮発して、カラー・コピーも配布。ドガがヒントを得た、『北斎漫画』のおもしろい絵もコピー配布。その絵を俳句にすると、こうなる。

  馬の肛門と女の下駄が戦う湖畔  夏石番矢

付属高校の3年生は、どういう感想を持っただろうか?

日本人が、自国の優れた文化を高いレベルで認識し、それを保守するのではなく、より発展させてゆくことが大切。これがあまりできていない。















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  • 北斎についてのレポート

    Excerpt: 来週6月29日(水)からの、南米コロンビア行きに関連して、M大H学部「比較文化A」の受講生にレポートを課した。1人を除いて24日(金)に受け取る。 Weblog: Ban'ya racked: 2011-06-25 23:30