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help リーダーに追加 RSS 近藤芳美遺歌集『岐路以後』感想(3) 桜

<<   作成日時 : 2007/06/01 00:03   >>

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近藤芳美遺歌集『岐路以後』で目立つキーワードは、無、桜、戦争である。

そのうちの「桜」を詠んだ歌で、気になったものを引用する。

そこにあり入るを許されぬ浄土とし夜ざくらの雨つね降りしきる

不思議な歌。

Surely, we can see
paradise beside us
just out of reach:
rain is always falling on
the night cherry trees

Yoshimi Kondo (1913-2006)

English translation by Ban'ya Natsuishi & Jack Galmitz

英訳してみた。これも悪くないが、もとの日本語の歌とはやはり趣が異なる。
「桜」というキーワードは、日本人にとって、特別なキーワードだが、これはなかなか理解してもらえない。
   
雨の夜桜も、電気による照明ができてから、私たちに身近になった、比較的新しい風物。

目の前の夜桜浄土はあやかしか  夏石番矢


参照
近藤芳美遺歌集『岐路以後』感想(1) 白内障の歌と句
http://banyahaiku.at.webry.info/200705/article_33.html
近藤芳美遺歌集『岐路以後』感想(2) マクロな視点
http://banyahaiku.at.webry.info/200706/article_1.html



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