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一昨日の11月7日、内モンゴル詩人、斯琴朝克図(R・スチンチョクト)さんがわが家を訪れた。日本に帰化した内モンゴル出身の富川力道(内モンゴル名バー・ボルドー)さんと一緒である。今年の1月に東京で、内モンゴルへの帰国送別会を、彼のために開いて以来の再会。 送別会の報告記 http://www.worldhaiku.net/news_files/events/japan/ChaoketuSiqin/c.siqin.htm 今回のわが家での写真を下に。 写真左が斯琴朝克図さん 中央が鎌倉佐弓 右端が夏石 日本の現代詩人は、いざしらず、海外の詩人には、本当に詩人だ、と思わせてくれる人がいる。斯琴さんも、その一人。彼のまわりには、大草原の風がいつも吹いている。 昨年の10月、突然、わが家のベルを、斯琴さんが押したことが、彼との出会いだ。ちょうど私が『世界俳句2006』を校了して、休息のため横になっているとき、斯琴さんが、わが家にたどり着いた。前年に出した『世界俳句2005』を持参して、世界俳句協会にぜひ入りたいと、たどたどしい日本語で私に頼む。パスポートまで見せてくれたので、本気だということがわかった。 そこで、急遽、斯琴さんが携えていた詩集に収録されている、モンゴル文字の俳句三句を、スキャンし、和訳を二人で作り、のちに富川力道さんにチェックしてもらった。 斯琴朝克図さんの三句は、『世界俳句2006』(七月堂、2005年)の、和文・欧文とも、46ページに掲載されている。 草原に根付く/テントの足/光の海を泳いでいる 斯琴朝克図 それから、彼の帰国まで、何回か、斯琴朝克図さんは、わが家を訪れてくれた。ケルトやスキタイの展覧会のカタログや、江上波夫さんが解説するスキタイ芸術の番組、シルクロードの番組、元帝国についての番組のビデオを、二人で見ながら、古代ユーラシアについての、意見を交換した。考古学者や日本古代史学者は、江上波夫の騎馬民族国家説を否定しているが、それは大きな誤りだ。大筋で、江上説は正しいと、私は考える。 蒙古斑は、モンゴル人、日本人、イヌイット(エスキモー)の嬰児にしか表れないという事実を、忘れてはならない。これは、騎馬民族が日本列島にやってくるずっと前からの、遺伝子上の近さがまず、モンゴル人と日本人の間にある。 ユーラシアと日本の間には、さまざまな「交換」があったにちがいない。弥生時代、古墳時代の人々や文物の渡来も、その一部分にすぎない。 昨年12月、東京開催の、日欧現代詩フェスティバルin東京の「俳句セッション」で、斯琴朝克図さんに、俳句をモンゴル語で朗読してもらい、和訳を私が読んだ。その模様は、斯琴朝克図さん帰国後、内モンゴルのテレビで放映されたそうだ。 帰国してからも、内モンゴルの古代の岩刻画の小冊子、斯琴さんが表紙を飾る文学雑誌などを、富川力道さんを経由して送ってくれた。また、私の俳句のモンゴル語訳も、内モンゴルの雑誌「シリンゴル」に掲載されるよう、斡旋してくれた。おかげで、モンゴル人のように日焼けした顔写真入りのページが、私のために生まれた。 http://www.geocities.jp/ginyu_haiku/anthology/banyashilingol.htm 帰国後、斯琴朝克図さんは、モンゴルの国際詩祭、第26回世界詩歌集会「偉大なるチンギスカーン詩歌大会」で、第二位の栄誉に輝いた。その小冊子も、今回持参してくれた。 そこに、斯琴朝克図さんの詩「チンギスカーンの鞍」が、モンゴル語、英語、中国語、日本語で印刷されている。その一部分を引用しよう。 飛び出れば馬繋ぎ柱に 秋の風が鳴く 遥かな青空を白鳥の群れが 泣きながら飛んで行く (中略) 汗に浸かった鞍がオルドスにある 鞍が側壁に置いてあるから どこまでも行けると思う 斯琴朝克図さんたちと飲んでいて、ひさしぶりに酩酊してしまった。「ふるさとの親友」と出会って、心の緊張を取り払ったせいだろう。 次に再会するのは、来年の9月だろうか。斯琴朝克図さんは、東京開催の、第4回世界俳句協会大会に、必ず参加するとのことだ。 |
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「地球語」と鳥俳句
米国在住のマクファーランド・佳子さんから、突然11月23日にメールが届いた。 現在、メールが、新しい物事のはじまりとなるツールだということを、痛感する。 ...続きを見る |
Ban'ya 2006/12/04 00:05 |
わが墨書2006年回顧(1)
サイバー時代に、毛筆や墨がお払い箱入りかと言うと、その逆だった。むしろ、万年筆が使われなくなり、干からびてしまった。 ...続きを見る |
Ban'ya 2006/12/27 17:05 |
馬と少年 ヘレニズム青銅像の傑作
こどものころ、風邪で高熱が出たとき、必ずと言っていいほど、馬に乗って疾走している夢を見た。また、馬頭琴の演奏は大好きだ。 ...続きを見る |
Ban'ya 2007/01/31 15:48 |
WHAC4へ内蒙古から5人参加予定
日本に帰化した内蒙古出身の富川力道さんが、2月26日に、わが家に遊びに来た。急に通訳の仕事が入ったので、午後来訪の予定が、午前中になり、昼飯までの訪問となった。 ...続きを見る |
Ban'ya 2007/02/27 10:54 |
旭鷲山関☆お疲れ様パーティー出席
3月10日夕方、妻の鎌倉佐弓とともに、モンゴル人力士の草分けで、引退する旭鷲山を慰労するパーティーに出席した。 会場は、東京・北大塚、モンゴル料理チンギス・ハン。 主催は、モンゴル・ブフ・クラブ。 司会は、富川力道さん。 ...続きを見る |
Ban'ya 2007/03/11 14:48 |
俳句朗読の機運
4月29日は、午後から、 ...続きを見る |
Ban'ya 2007/05/01 07:33 |
馬頭琴の世界化 俳句の世界化
バー・ボルドーさんと、5月5日に話していて、とくに興味深かったのは、私がはじめて買った馬頭琴のCDの演奏者の話。 ...続きを見る |
Ban'ya 2007/05/06 20:07 |
内モンゴル詩人・Rスチンチョクト氏についてのブログ記事
書き込みが2006年11月の日付になっているから、いささか時間が経ってしまっているが、内モンゴルの詩人R・スチンチョクト氏が訪日した際に、氏と交流した方の記事が掲載されているブログを発見した。タイトルは「内モンゴル詩人、斯琴朝克図さんとの再会」。著名な俳人・夏石番矢氏のブログである。 http://ap.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/2c7400384a ...続きを見る |
モンゴル文学情報サロン МОНГОЛЫ... 2007/07/31 16:11 |
内モンゴル詩人・Rスチンチョクト氏についてのブログ記事
書き込みが2006年11月の日付になっているから、いささか時間が経ってしまっているが、内モンゴルの詩人R・スチンチョクト氏が訪日した際に、氏と交流した方の記事が掲載されているブログを発見した。タイトルは「内モンゴル詩人、斯琴朝克図さんとの再会」。著名な俳人・夏石番矢氏のブログである。 ...続きを見る |
モンゴル文学情報サロン МОНГОЛЫ... 2007/07/31 16:22 |
内モンゴル・モンゴル旅行
8月23日から31日まで、内モンゴルとモンゴルへ、一家三人で行く。娘は、テント(ゲル)生活がいやだと、妻に愚痴ったそうだが、ほとんどホテルや知人宅に泊まり、テントに泊まるのはまれで貴重な体験となる。 ...続きを見る |
Ban'ya 2007/08/22 20:17 |
内モンゴル初の個人句集、スチンチョクト『鶴』刊行!
今回の内モンゴル・モンゴル旅行での最大の成果は、2005年10月にわが家を突然訪ねてきたR・スチンチョクトさんが、内モンゴル初の個人句集『鶴』を、私の内モンゴル訪問に合わせて出版したことである。 ...続きを見る |
Ban'ya 2007/09/02 03:06 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
お久しぶりです。 |
たま 2006/11/09 20:06 |
はい、大歓迎です。どうぞお越しください。 |
Fujimi 2006/11/09 20:11 |
富川です。先日はスチン(斯琴)さんとお邪魔させていただき、たいへん楽しいときを過ごすことができました。 |
富川 2006/11/11 01:01 |
ひさしぶりで、酩酊しました。最後は覚えていません。 |
Fujimi 2006/11/11 08:23 |
斯琴さん、富川さん、お元気なご様子ですね。益々のご活躍を期待しています。 |
パオ 2006/11/11 19:39 |
お水取りの声明は、グレゴリアン聖歌にも似ていると言われています。お水取りの儀式には、仏教のみならず、キリスト教、ゾロアスター教の要素が入っているそうです。読み上げられる神名帳の「青衣の女人」は、たぶん聖母マリアでしょう。 |
Fujimi 2006/11/12 02:20 |
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