大野晋『弥生文明と南インド』再読

大野晋『弥生文明と南インド』(岩波書店、2004年)を再読する。

弥生文明と南インド 001.jpg

日本古代を考える場合、韓国南部の金官加羅の始祖王、金首露の王妃が、船でマガダ国から渡ってきた許黄玉なので、このマガダをインド、もしくはタイと想定すると、古代朝鮮文化も、ユーラシア内陸や中国との関係だけで成立したのではなく、インドや東南アジアとの関係を視野に入れなければならない。

したがって、古代日本も同様。タミル語、日本語、朝鮮語に共通要素があり、南インドのタミル語起源の宗教に関する日本語に、

カミ、イツ、マツル、ハラフ、コフ、イム、モノ、バカス、ツミ、トガ

などがあると、大野晋は論じる。

『岩波古語辞典』(1974年)の共編者である大野は、この辞典編集時点では、日本語と朝鮮語の関係にしか手が届かなかった。

大野の日本語タミール語起源説は、発表当初驚きと反発が強く、現在ではあまりまともに受け取られていないようだが、日本古代を考える場合、無視するわけにはいかない。

私の代わりに南インドの国際詩祭に参加してもらった鎌倉佐弓は、現地で、高床式の神社に似た建物をたくさん見たという。

  潮の道ことばも愛も死も運ぶ 夏石番矢






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