古事記ノート(35) 産鉄からの視点

この「古事記ノート」しばらく書いていないので、本当に31回目でいいのかどうかわからないが、この記事末尾の「参照」一覧にあるとおり、35回目となることがわかったので、タイトルを訂正した。

この冬休みから、さまざまな本を寝読していた。

古代の日本の鉄に関する本は、これまで20冊以上集めて読んだ。

古代鉄の本.JPG

理解できたこと。


イザナキには「サナギ」=鐸が隠れ、イザナミの二つの場面は、産鉄を暗示している。


イワツツノオは隕鉄。


コノハナサクヤヒメは、富士山信仰の祭神だが、この女神の火中出産は、たたら製鉄を暗示している。


スサノオの高天原の乱暴狼藉も、砂鉄採取や製鉄を暗示する。


神武天皇の東征、ヤマトタケルの異族征服にも、鉄が関わる。


古事記に記述の乏しい孝霊天皇は、大和を追われ鳥取へ逃亡し、現地で製鉄して没した。


古事記の序文に署名している太安万侶の太(多)氏は、祭祀とともに製鉄にも携わった。


「ホ:稲穂ー太陽ー鉄ー女性器」という連関が明確にある。

これらを確認するため、古代の国名では、出雲、常陸、近江、播磨などを訪れたいが、新型コロナウイルス大流行のためいまは断念している。

  稲も鉄も女も燃える日の出の島  夏石番矢


参照
古事記ノート(34) 持統天皇と記紀
https://banyahaiku.at.webry.info/202003/article_32.html

古事記ノート(33) ゴーン、天皇、上皇、酔胡王の共通性
https://banyahaiku.at.webry.info/202001/article_5.html?1586220779

古事記ノート(32) 安曇磯良はシリウス
https://banyahaiku.at.webry.info/201912/article_1.html?1586220509

真鍋大覚『儺の國の星』を読み切る
https://banyahaiku.at.webry.info/201909/article_29.html

古事記ノート(31) シリウスがわかる
https://banyahaiku.at.webry.info/201911/article_31.html?1586220246

古事記ノート(30)
https://banyahaiku.at.webry.info/201812/article_17.html

古事記ノート(29) 羽根、網などの等式
https://banyahaiku.at.webry.info/201804/article_29.html

古事記ノート(28) 序文偽書説についての発表
http://banyahaiku.at.webry.info/201711/article_15.html

古事記ノート(27) ツノグイとイクグイ
http://banyahaiku.at.webry.info/201701/article_11.html

古事記ノート(26) 黄泉の雷
http://banyahaiku.at.webry.info/201602/article_29.html

古事記ノート(25) 日朝をつなぐイナヒ
http://banyahaiku.at.webry.info/201311/article_29.html

古事記ノート(24) 阿曇族について
http://banyahaiku.at.webry.info/201309/article_37.html

古事記ノート(23) 序文の「天皇」と「皇帝」
http://banyahaiku.at.webry.info/201306/article_14.html

古事記ノート(22) 葦と鉄と鈴と稲
http://banyahaiku.at.webry.info/201301/article_23.html

古事記ノート(21) 国引き神話1
http://banyahaiku.at.webry.info/201212/article_29.html

古事記ノート(20) ツムガリの大刀とは?
http://banyahaiku.at.webry.info/201212/article_23.html

古事記ノート(19) ヤマタノオロチは出雲にいなかった?
http://banyahaiku.at.webry.info/201212/article_22.html

古事記ノート(18) 天の死と更新
http://banyahaiku.at.webry.info/201212/article_14.html

古事記ノート(17) 仏訳古事記入手
http://banyahaiku.at.webry.info/201207/article_15.html

古事記ノート(16) 南への回路
http://banyahaiku.at.webry.info/201206/article_32.html

古事記ノート(15) 台湾の神話を読む
http://banyahaiku.at.webry.info/201206/article_28.html

古事記ノート(14) 声と死体の蝿
http://banyahaiku.at.webry.info/201206/article_27.html

古事記ノート(13) 九州の三国
http://banyahaiku.at.webry.info/201007/article_23.html

『古事記』ノート(12) 隕鉄の剣
http://banyahaiku.at.webry.info/200912/article_10.html

4300年前…最古の鉄剣の謎解明 原料は隕石だった!
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080903/trd0809030129000-n1.htm

『古事記』ノート(11) 命の主
http://banyahaiku.at.webry.info/200911/article_23.html

『古事記』ノート(10) 天之御中主ふたたび
http://banyahaiku.at.webry.info/200911/article_22.html

『古事記』ノート(9) 天の御柱と八尋殿 を見立てる
http://banyahaiku.at.webry.info/200812/article_4.html

『古事記』ノート(8) おのごろ島生成
http://banyahaiku.at.webry.info/200811/article_25.html

『古事記』ノート(7) 神代七代3
http://banyahaiku.at.webry.info/200806/article_34.html

『古事記』ノート(6) 神代七代2
https://banyahaiku.at.webry.info/200806/article_29.html

『古事記』ノート(5) 神代七代1
https://banyahaiku.at.webry.info/200806/article_25.html

『古事記ノート』(4) 天之御中主神の正体
http://banyahaiku.at.webry.info/200806/article_3.html

『古事記ノート』(3) その語り始めの唯名論
http://banyahaiku.at.webry.info/200805/article_45.html

『古事記』ノート(2) 天之御中主神は不在?
http://banyahaiku.at.webry.info/200805/article_26.html

『古事記』ノート(1) 革命者としての天武天皇
http://banyahaiku.at.webry.info/200805/article_11.html










 
















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この記事へのコメント

出雲街道ツーリングX
2020年10月25日 19:38

やはり古事記神話の謎は天皇礼賛だけではないいびつな構造をしているある種の正直さが心惹かれるのでしょう。
古事記神話の構造をザックリいうと高天原の2度の地上への介入がその構造の中心となっている。1度目はイザナギとイザナミがオノゴロ島を作り、国生み神生みを行い、次にイザナミのあとを継ぎスサノオが
根之堅洲国で帝王となる。第二の高天原の介入はアマテラスによる九州への天皇の始祖の派遣とそれに続く天皇を擁する日本の話でこれは今も続いている。
これらの2度の高天原の介入に挟まれた形で出雲神話がある。天皇の権威を高めるのに出雲があまり役に立たないのに古事記で大きく取り上げられている。その神話の構造の歪さに我々は心を惹かれる。
たとえば天皇も大国主も大刀(レガリア)の出どころはスサノオでありその権威の根源を知りたくなってしまう。そうなると島根県安来市あたりの観光をしてしまいたくなる。
Fujimi
2020年10月26日 11:56
ハイレベルのコメントありがとうございます。出雲にはまだ大切な何かが埋もれていますね。

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