カルロス・ゴーンの諸問題とその根幹

カルロス・ゴーンの日産立て直し、社長解任、起訴、保釈、レバノン逃亡、記者会見などには、現代社会の諸問題が露呈しているが、メディア、とくに日本のメディアは、表面的な部分を三面記事風にしか扱えないだろう。

根本問題は、共産主義も終わっているが、資本主義も終わっている事態であり、これに誰も立ち向かっていないことだ。

私がパリ滞在中の1996年から1998年、ルノーのベルギー工場閉鎖とそれに反対する労働者のストが、連日のように報道されていた。このリストラを実行したのがカルロス・ゴーンで、この男が日産に乗り込んできて、リストラを大胆に行った。

数万人を解雇し、コストを削減すれば、収支も好転するのは当たり前だが、日本人経営者にはその勇気がなかった。

日・仏・中の提携による最先端技術開発企業が、ゴーンの主導のもとに動き始めたら、むろん某覇権国が黙認するはずはない。自分たちの子分である日本の検察を動かすのはわけもないこと。某覇権国によるこの種の自己防衛策は、戦後の日本で何度繰り返されてきたことか。

最も有名なのが、ロッキード事件、陸山会事件などである。

ところで、カルロス・ゴーンによる自動車会社のリストラによる立て直しは、実は何ら問題解決になっていない。自動車がそれほど必要でなくなっていて、不況業種に転落している事態に何の変化もないからだ。

また、「成長」を盲信する資本主義は、とっくに終わっている。

日本の政治の不毛は、いつからかはわからないほど根深い問題だが、与野党にかかわらず政党名に使われる、

自由、民主、共産、社会などのイデオロギーはとっくに枯死している。

維新、みんな、民進、れいわ、オリーブの木、立憲、共和、幸福なども、共産主義と資本主義の終焉後の時代に、新しい理念を打ち出し、現状を打破する可能性を示す政党名ではない。

この不毛と混迷と劣化の時代を正面から見据えることが、いま最も求められている。

  壁の落書きの裏の暗黒を君は見たか  夏石番矢



































ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 7

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
ナイス ナイス

この記事へのコメント

2020年01月12日 20:27

この記事へのトラックバック