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zoom RSS デュシャンの本質 ハッタリと性欲

<<   作成日時 : 2018/11/04 00:00   >>

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フランス生まれで、米国で活躍して死んだ20世紀前衛アーティスト、マルセル・デュシャンについての考えがまとまった。

10月30日(火)に、東京国立博物館で、

マルセル・デュシャンと日本美術

展覧会で数々の作品を観たからである。

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デュシャンは、デッサン力や油絵を描く技術はフランスで習得していた。初期はセザンヌ流の油絵を描き、やがてバリバリの立体派の油絵へと転進した。

≪大ガラス≫と呼ばれる、≪彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも≫(1915−23年)は、ダダ、立体派、シュルレアリスム、抽象アート、コラージュの原理からなる作品。

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何度解説を読んでも、この作品の上半分を占めるのが「花嫁」に見えない。そこに「触覚」があるらしいが、私には見えない。下半分に「独身者」が9人いるのはなんとかわかるが・・・・・・

  煙を吐く花嫁の長い触覚が見えない  夏石番矢

基本は、既成概念を挑発し嘲笑するハッタリ。テーマは性欲。案外、デュシャンの本質は単純であり、ゴッホ、ピカソのレベルに及ばない。

素朴な米国人にハッタリをかまして、カリスマ性を獲得した、処世上手。センスも悪くないが、その内実はたいしたことない。

遺作≪欲望の女≫は、フィラデルフィア美術館で、木の扉の小さい二つの穴から覗き見できるよう設定してある。現物ではなく、ビデオを会場で上映していた。

のぞき穴から見える映像
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草むらに性器もあらわに横たわる女の死体。左手でランプをかかげる。彼方には、森と滝。

女性器もきれいな亀裂でしかないし、裸体もマネキンのような肌。

ここには、古典的な女性のヌードと自然というテーマに、死とエロスが加えられている。

この画像のセンスも悪くない程度で、傑作などではない。

私の結論は、デュシャンは一流のアーティストではなく、ハッタリとややひねったエロスの興行師だというところに落ち着く。

  ビーナスの死体を清める遠い滝  夏石番矢






















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コメント(1件)

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デュシャン作品の実物や文献を見ていませんが、彼以後、彼のパクリが各業界に増えたのを苦々しく思っています。奇を衒う目立ちたがり屋が増えました。残念なことです。
花田心作
2018/11/03 19:09

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