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zoom RSS 吟遊俳句賞2018 徳弘純全句集『城』

<<   作成日時 : 2018/08/25 00:00   >>

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Ginyu Haiku Prize 2018/吟遊俳句賞2018

徳弘 純(日本)/Jun Tokuhiro (Japan)
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1943年高知県生まれ。1958年〜1962年俳句集団「風」入会。1972年鈴木六林男に師事し、「花曜」入会。1974年第3回花曜賞、1976年第5回花曜賞受賞。2004年鈴木六林男死去、2005年「花曜」終刊。2006年塚原哲と「花象」共同創刊、共同代表。2009年「花象」退会以後無所属。句集に『非望』(1981年)、『レギオン』(1990年)、『麦のほとり』(1990年)、『褶曲』(2003年)。現代俳句協会会員。現在、羽曳野市在住。

徳弘純全句集『城』(編集工房ノア、大阪、日本、2018年7月)
Jun Tokurio’s Collected Haiku Works: Shiro (Henshu-kobo Noa, Osaka, japan, July 2018)

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俳句抄出 夏石番矢/Selecting Haiku by Ban’ya Natsuishi

水を飲むアメリカ人の影のなか
無花果を盗み啜りて翼なし
火の拳そらの子宮に霙ふり
萍は犇き昼の酒匂う
旗に乳房にプルトニウムの夜の来る
夜の旗われのうちなるわれら見ゆ
虹の下オルガンの黒運び来る
トルソーの内なる翼あるいは武器
死はそこに未明のメリーゴーラウンド
恐るべきわれと出会えり夜の霧
向日葵の種ぎっしりと死は自由
太陽も鈍器のひとつ落葉期
吟遊のはじめや金と銀の蝿
詩の時間葡萄を水に沈め置き
夜の滝の永劫回帰響きけり
使者として発つ一月の闇の中
鬱鬱と檸檬磨くか夜の個室
ひとりみのいつもどこかにいなびかり
クリスマス海は嘆きを繰り返し
蛆として慈悲の西日のただなかに
南(みんなみ)へシーラカンスの夢の中へ


参照
芯のある句集、徳弘純全句集『城』
https://banyahaiku.at.webry.info/201806/article_22.html








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