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zoom RSS 縄文の造型方法 具象と様式の混在

<<   作成日時 : 2018/08/19 00:00   >>

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縄文人の造型方法は、複合的。具象と様式が混在している。

東京・上野の国立博物館「特別展 縄文―1万年の美の鼓動」で展示されていた「動物形土製品」とネームに書かれた土器は、鳥をかたちどったもの。北海道千歳市出土。

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口が明確に鳥のくちばし。鴨などの水鳥だろうか? 羽根や翼などは省略されるか縮小され、様式化されて表現され、胴体が鳥にはあるまじき大きさに拡大されているが、これは亀などではなく、鳥である。

翼は小さく貧弱だが、あきらかに空を飛んでいる格好。これが理解できない学者って解釈力が足りない。

中空で背中の真中に穴があいている。ここから酒などを注ぎいれたのだろうか? 祭の道具だろうか?

こう解釈すると、縄文の造型方法が少しわかってくる。

もう一つ。狼とされた鹿角製品。岩手県出土。これは頭に続く弓型の部分は飛行の造型。狼ではなく、蝙蝠である。この頭にこういう弓のような部分をくっ付けた縄文人の意図を、学者がまったく理解できていない。

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これは、手で端を持って揺らせたのだろうか? 翼を省略しながらも、空飛ぶ蝙蝠の頭が強調される。これも祭礼に使ったのだろう。

いずれも、なかなか造型化がむずかしい飛行生物の飛行を、どう縄文人が造型処理したかが示された好例。そして、飛行に何がしかの神の力の出現を、縄文人は見たのではなかったろうか?

また遊び心を豊かにして作った動物を造型した道具を活用して、お祭りで愉快に高揚する縄文人たちが目に浮かんでくる。音楽も、弓、太鼓、笛などで奏でられただろう。むろん、歌や踊りも披露されたはず。

日本の考古学者は、貧しい推理力と想像力で、貧弱な縄文世界観しか抱けない。

  縄文人は翼なき鳥を飛ばせる

  蝙蝠空飛ぶろくろ首とは何ぞや  夏石番矢

蝙蝠の祭器下にあるのは、蛙の鹿角製品。同じ貝鳥貝塚出土。日本列島では、縄文時代から人々は蛙に親しんだ。芭蕉の「古池や」俳句の基盤は、縄文にまでさかのぼる。季語などいうちゃちなとらえ方ではなく、水とともに生息し、毎年生まれてくる愛すべき生命として、蛙を尊んだのだろう。

  池から蛙はよみがえり今夜も鳴くよ  夏石番矢


参照
遮光器ではない祖霊の目
https://banyahaiku.at.webry.info/201808/article_29.html

縄文共同体の祭
https://banyahaiku.at.webry.info/201808/article_27.html

縄文の翡翠
https://banyahaiku.at.webry.info/201808/article_24.html

退院後はじめて銀座と上野へ
https://banyahaiku.at.webry.info/201808/article_23.html






















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