夏目漱石の字は虚弱  夏目漱石の美術世界展(1)

6月25日(火)、谷中の田邊文魁堂へ寄ったのち、東京芸術大学美術館の「漱石の美術世界展」を観る。

いくつか感想がある。まず漱石の墨蹟に、芯のない虚弱を感じた。

画像


東京大学・東京大学大学院時代の恩師の芳賀徹が、この展覧会のカタログに、

「人格の高尚と教養の深遠」「端麗」

などを指摘しているが、カタログの写真ではともかく、実物に私は虚弱を感じた。これでは「深遠」や「端麗」が、型にはまった常套句となる。筆の動きもなめらかなようで単調。

夏目漱石を過大評価する日本の比較文学会に、あるときから私が距離を置いた理由を、この展覧会で再確認した。

日本の学者は、研究対象を過大評価する傾向が強い。それは、東大であろうと、どの大学であろうと、全般的な欠点。

  木の門消えて彼方に弱き字が残る  夏石番矢

















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