古事記ノート(16) 南への回路

M大H学部での専門演習比較文化「古事記」(乾 昌幸として担当)は、おそらく2008年4月から始まった。

『古事記』ノート(1) 革命者としての天武天皇
http://banyahaiku.at.webry.info/200805/article_11.html

少人数で、『古事記』を毎年、漢文の序から読み、ある程度ゼミ生に読み方を習得してもらってから、『古事記』に限定されない自由テーマで、ゼミ生にレポートを課している。

2012年で5年目。『古事記』の読み方も、かなり変化し、意外な複合性、意外な世界的関連性にも遭遇する。6月27日(水)には、蛭子の葦船と淡島の短い記述から、出雲、南島、台湾、オセアニア、南米、インド、エジプトにつながる解釈ができるようになった。

  津波は去って耳のなかから粟粒  夏石番矢

今年は、ゼミ生への配布資料が多い。

『古事記』に見られるように、日本は単一ではなく、かなり込み入った複合性がある。『日本書紀』のみならず、『旧事紀』を読み合わせると、別な地平が開ける。

そして、現在の状況が『古事記』に予記(予言ではなく)されていることがある。決して、時代遅れの遺物ではない。


参照
古事記ノート(15) 台湾の神話を読む
http://banyahaiku.at.webry.info/201206/article_28.html





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  • 古事記ノート(17) 仏訳古事記入手

    Excerpt: フランス語訳『古事記』を、インターネット注文して、入手。2年前は、仏訳新刊は存在しなかった。M大H学部の専門演習(古事記)は、すでに前期終了。後期に活用したい。 Weblog: Ban'ya racked: 2012-07-14 14:47