マケドニアの女性詩人からの銀貨

マケドニアの若い女性詩人、ヤスミナ・イリエフスカ Jasmina Ilievskaさんから、贈り物が航空便で届いた。

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実物は、上の写真よりは小さいが、銀貨の原寸大のレプリカ。
紀元前158~149年ごろ、古代ローマ時代に作られたコインの模造品。紀元前168年にマケドニアは、ローマに併合され、4つの地方に分割された。その一つ、メリス地方の首都アンフィポリス Amphipolis では、銀が採れたので、たくさんの銀貨が鋳造された。

表には、マケドニアの盾が縁に、矢筒と弓を伴う女神アルテミスの横顔が中心に、浮き彫りされている。
裏には、月桂冠が見られる。

この銀貨のレプリカには、以上のような説明書きを記した、マケドニア共和国の保証書が付いている。通しの保証書番号、「14」も手書きされている。

マケドニアには、2003年9月、ストゥルーガ詩歌の夕べ

http://www.svp.org.mk/uk_03_part.htm



と、2006年9月、第9回オフリッド・ペン会議

http://www.worldhaiku.net/news_files/makedonia/ohridpenmeeting092006.pdf
http://banyahaiku.at.webry.info/200610/article_3.html

の、2度訪れた。とくに産業はなく、国は貧しいけれども、政府や地方自治体が、文化や芸術に、多大な支援をしていて、日本とは大違いだ。現在は、治安もかなりよくなっている。
また、老若男女を問わず、数か国語できる詩人や文学者がめずらしくなく、日本の国際化の立ち遅れを、訪れるたびに痛感する。首都スコピエには、日本大使館はなく、名誉総領事館があるだけで、その名誉総領事はマケドニア人だ。日本の外交はこのように貧弱だ。これでは、まともな情報を外務省は収集できないだろう。



ヤスミナ・イルエフスカさんは、1978年生まれで、スコピエ在住。オフリッド・ペン会議の事務を担当している。知的で、心優しい美女。朗読にも美しい声を響かせる。
国際ペンの翻訳と諸言語委員会のウェブサイトDiversityの運営も引き受けている。

Diversity
http://www.diversity.org.mk/

文学に活動的なそのヤスミナさんの俳句も、来年1月刊の『世界俳句2007』(七月堂)に掲載される。恋のつらさをよんだ次の句を紹介しておこう。

  В миг се руши сè
  Душава пак се стега
   Ми се лутиш Ти.

  Everything tumbles.
  My soul is clenching in pain.
  You are cross again.

   すべて崩壊
  わが魂傷みに縮こまり
   あなたはまた不機嫌

マケドニアには、古代ローマやそれ以前の遺跡も数多く存在し、まだ発掘されていない遺跡もある。

紀元前の十字
http://banyahaiku.at.webry.info/200610/article_23.html

現代の文学者のレベルが高く、また古代文化の遺物も豊かな国だ。三度四度とぜひ訪れてみたい。
俳句創作もさかんで、将来、マケドニアで世界俳句協会大会が開けるかもしれない。
















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