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zoom RSS 「コールサック(石炭袋)」誌94号到着 ついでに金子兜太批判

<<   作成日時 : 2018/06/04 11:47   >>

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季刊「コールサック(石炭袋)」94号(2018年6月1日、(株)コールサック社)が先週末に到着。

画像


コールサック社
http://www.coal-sack.com/index.html

鈴木比佐雄さんらの詩への情熱と理想が、核となった詩誌。いわゆる自由詩のみならず、短歌、五行詩、俳句、川柳、小説、評論も網羅されている。

角川俳壇や思潮社詩壇に、嫌気がさしている私には、少なからず慰めになる。

●レポート 夏石番矢「第十三回世界俳句協会日本総会と第七回世界俳句セミナー」
●俳人論  鈴木比佐雄「「世界俳句」の「黒い心臓」であり続ける創造的試み 夏石番矢句集『氷の禁域 The Forbidden Zone of Ice』の寄せて」

この二本の掲載がありがたい。

●俳句時評 鈴木光影「追悼金子兜太 造型論とは何だったか」

これは、とてもまっとうな論だ。私などは、この「重鎮」俳人の俳論とは裏腹の金子兜太晩年の「偽善」と「虚偽」と「嫉妬」の被害を受けた(あきれるほど低レベルの被害だった)ので、こういう論を冷静には書けない。

ここからは、この時評批判ではなく、私の金子兜太批判。

金子兜太の偽善と判断ミスが近年の俳壇を決定的にダメにした。その現場を何度か私は目撃している。そのすべてをここで例証する余裕はない。

時評で例句として挙げられた、

 銀行員等朝より螢光す烏賊のごとく  金子兜太(『金子兜太句集』、1961年)

は、このような硬い口調(7・9・6音)のリズムが、金子兜太俳句の本領であって、晩年「定型、定型」と繰り返したのは、世間、たとえば角川俳壇やその他メディアへの媚びであり、老いの蒙昧だったと私は思う。

そして、この「烏賊のごとく」の比喩がどこまで、有効なのかが、実は造型論に限らず、金子兜太俳句の真価につながるが、私はこの比喩が、事務机に銀行員一人一人に置かれていた「蛍光灯」を発想の基盤として生れ、銀行員たちの脆弱さを批判しているとしても、いまひとつのところで、決定打になりえていないと評したい。

何かが足りない。

金子兜太の造型論による、作者、対象、創る自分と言う三分法は、確かに論の乏しい俳壇では画期的だったが、「創る自分」を超えるものについての視野が欠けている。

「創る自分」は、実は一つではない。いくつかある。
「創る自分」を超えるものが、存在する。これをどうとらえるかが問題。

これらへの視野を持っていたのが、中村草田男、尾崎放哉、種田山頭火、高柳重信だった。金子兜太はこれらの俳人に触れていない。

「創る自分」を超えるものとは、人間を超える存在。これを考えないで人間の愚昧さが無批判に盲信されたのが、日本の戦後社会である。

国政を徹底的に腐らせたのが、安倍晋三。俳壇を徹底的に腐らせたのが、金子兜太。

安倍晋三も、金子兜太も、戦後の自己盲信社会の行き着く果てであるのは、同じなのである。

この自己盲信社会の裏には、醜悪な支配者がいる。


参照
「アベ政治を許さない」ではダメだ!
http://banyahaiku.at.webry.info/201710/article_20.html

感動的な夏石番矢論
http://banyahaiku.at.webry.info/201805/article_24.html

































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