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zoom RSS 大伴家持の同性愛

<<   作成日時 : 2017/03/10 00:00   >>

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万葉集を読んでいて気付いたこと。

万葉集巻第四の最後に、大伴家持と恵美押勝(藤原仲麻呂)の二男藤原久須麻呂との歌のやりとりがある。

同性間の恋愛の短歌のやり取り。これを家持が自分の娘の代理で、久須麻呂と歌を交わしたと解釈する国文学者が多いようだが、自身同性愛者だった折口信夫は『口訳万葉集』で、

  786 春の雨弥(イヤ)頻(シキ)降るに、梅の花未(イマダ)咲かなく、いと若みかも

という家持の歌に、「久須麻呂は、家持が同性の愛人であつた」とのコメントを付けている。

かなり熱烈な歌の交換で、本人同士ではなく、代作の歌とはまず考えられない。こういうところは、感性鈍い国文学者が見落としがち。

「梅」は、八世紀からすでに衆道の愛人の暗喩だった。また、家持はまたバイセクシュアルで、異性と同性に対して恋多き情熱家だった。

  792 春雨を待つとにしあらし。わが宿の若木の梅も、未(イマダ)ふゝめり

巻末に置かれた二人の歌のやり取りの最後、久須麻呂の歌。「若木の梅」は自分自身のことで、私はあなた(家持)の訪れを待つ梅花のつぼみという、濃艶な誘惑を仕掛けている。

美男だったらしい久須麻呂は、父が起こした西暦764年の恵美押勝の乱で弓で射殺されてしまう。この美男子の肖像画は存在しないのだろうか。

  折られけり家持を待つ梅の花

  宝を盗む美男歌人を貫く矢  夏石番矢


参照
蘇我氏は短歌を詠まなかったか?
http://banyahaiku.at.webry.info/201703/article_7.html















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万葉集についての一文
万葉集を2回通読し、原稿用紙約10枚の一文「波路のコスモロジー」を書く。 ...続きを見る
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2017/03/20 16:09

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