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zoom RSS 『橋本夢道物語』読み始める

<<   作成日時 : 2010/12/08 00:00   >>

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12月7日(火)、M大学Sキャンパスへの往復の電車内で、殿岡駿星『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』(勝どき書房、2010年11月、本体価格1900円)を読み始める。総422ページ。

画像


勝どき書房
http://www.geocities.jp/syunsei777/index.html

橋本夢道は好きな俳人の一人。その生涯を、次女殿岡浩佳(ひろよ)のご夫君が、物語風に書いたもの。元新聞記者の著者は、橋本夢道の娘婿だが、義父にあたる波乱万丈の自由律プロレタリア俳句作家の人生を興味深く物語る。

夢道夫人となる静子は、意志の強い美人。彼女が、夢道に惚れこんで、多難ながら、充実した俳句人生を、夢道がまっとうできたようだ。次の代表句は逆説的愛情表現。

    無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ  夢道

橋本夢道の俳句を最初に私に印象付けたのが、入学した東京大学教養学部の小佐田哲男助教授(当時)の図学研究室の書棚に置いてあった色紙。1975年に始めて見たこの色紙に、次の1句が揮毫されていた。

    母の渦子の渦鳴門故郷の渦  夢道

徳島出身の橋本夢道の故郷への思いが、簡潔にあたたかく表現されている。この色紙を、東大学生俳句会顧問の小佐田先生は、俳句大会の特選の賞品としてもらい、研究室に大事に飾っておられた。小佐田先生も今年3月に他界され、この色紙はいまどこにあるのだろうか。

さもしい俳句マニアが多い昨今だから、橋本夢道のような、骨太で愛情に満ちた俳人が、ことさらなつかしく貴重に思える。

皆さんにも、ご一読をお薦めする。

 馬鹿が群れる東京馬鹿になって大学で教える

 自殺を人身事故とごまかす東京道ばたで暮らす老婆

 うつろな目の首相がテレビに映り電車がよく遅れる 夏石番矢










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『橋本夢道物語』読了!
殿岡駿星『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』(勝どき書房、2010年11月、本体価格1900円)を、12月8日(水)午後10時前読了する。あいた時間に読み進めたが、とても快く橋本夢道の生涯を知ることができた。 ...続きを見る
Ban'ya
2010/12/08 22:37
小佐田哲男先生遺句集
東大学生俳句会顧問だった小佐田哲男先生の遺句集『美貌の兵』(2011年刊行予定)を編集中の、同俳句会先輩の佐々木敏雄さんから、お知らせを受け取った。 ...続きを見る
Ban'ya
2010/12/14 19:57

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