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埼玉県嵐山町の鎌形八幡神社には、なぜか呼ばれているような気がした。 この神社には、すでに何度か来たことがあるが、春の祭りに出くわしてしまった。一家三人で来ているにもかかわらず、私一人、祭りに立ち会う。関係者以外でこの祭りに立ち会ったよそ者も、2007年は、私一人だった。 雨天の4月3日に、桜堤の端にあるこの神社を、タクシーに乗って、一家三人で訪れた。いつもと違い、社務所が開いて、人がいる。尋ねると、午後2時から祭りが行われるという。 宿泊先の平成楼で、午後2時前、雨があがったので、私だけ出かけてみた。妻も娘も同行したがらなかった。 祭りは、八幡神社拝殿と護国神社前で、ご祈祷をあげ、氏子たちが列席するという簡素なもの。その簡素さに惹かれた。 近隣から車で駆けつけた人が30人ほど。熊谷ナンバーの車が、一番多い。1台だけ、品川ナンバーがあった。 4月3日に、毎年この祭りが実行される。旧暦の3月3日の春祭りを、一ヶ月遅らせて、この日になっているらしい。 この鎌形八幡神社には、源(木曽)義仲の産湯に使った清水があり、いまも水が湧き出ている。その水で、口や手を清める。 さくらばなしずかな祈りに清水湧く 夏石番矢 この清水は、拝殿下の崖から湧いている。この水を飲んでも、お腹の調子はいつもどおりのままだった。 水を飲むみどりご義仲洗った湧き水 夏石番矢 義仲の正室、山吹姫が京都から逃げてきて、隠棲した班渓寺が、近くにある。 |
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