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遅くなりましたが、風花さんのご要望にお応えして、次の句の自句自解を試みてみます。 南へのかなしみ葡萄がゆっくり腐るかなしみ 夏石番矢 初出「埃の翼、マケドニア」(「吟遊」第33号、2007年1月20日、吟遊社) 2006年9月18日、マケドニアからの帰国前日、友人のアレクサンダル・プロコピエフ(Aleksandar Prokopiev) が、贈り物をくれた。マケドニア特産の赤ワイン。 その名前が、 T’ga za Jug http://www.cybermacedonia.com/miladtga.html 直訳すると、「南へのかなしみ」。 ある詩人の詩の題から取った名称。 このワイン一瓶は、帰国後すぐに飲んでしまったが、ラベルはちゃんとファイルにしまってある。 詩「南へのかなしみ」を原語で理解できないが、この題から、 葡萄がゆっくり腐るかなしみ というフレーズが思い浮かんだ。 南へのかなしみ 9音 葡萄がゆっくり 8音 腐るかなしみ 7音 長い俳句だが、この句はゆっくり朗読することによって、マケドニアという国の古い歴史、また、この国を動かすゆったりとしたリズムが感じられるかもしれない。 ちなみに、南は、"Jug"。旧ユーゴスラヴィアの「ユーゴ」と同じ語源。この消えた国名は、「南のスラブ民族の国」という意味。 「南」というキーワードが、この一句では、かなり重い。 葡萄が腐れば、ワインができる。その喜びとうらはらのかなしみ。「葡萄」に、さまざまな物事を重ねて鑑賞する人も多いことだろう。 参照 第9回オフリッド・ペン会議報告(マケドニア) http://www.worldhaiku.net/news_files/makedonia/ohridpenmeeting092006.pdf マケドニアの女性詩人からの銀貨 http://banyahaiku.at.webry.info/200612/article_16.html 紀元前の十字 http://banyahaiku.at.webry.info/200610/article_23.html |
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「マケドニア」という国名への署名
マケドニアの詩人、Katica (Kata) Kulavkova さんから、メールが届き、マケドニアという国名を守るため電子署名を求めてきたので、署名した。 ...続きを見る |
Ban'ya 2008/03/15 07:13 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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自句自解、ありがとうございます! |
風花 2007/03/16 23:17 |
すべては「かたち」です。「ち」は、命です。「定型」だけが「かたち」と思い込まされている日本人が、いささかかわいそうです。 |
Fujimi 2007/03/17 02:44 |
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