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zoom RSS チュニジアの水の神殿、ザグーアンへ

<<   作成日時 : 2007/01/21 00:00   >>

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チュニジアには、かつてローマの水道施設があった。ステップ地帯を東西に横断してそびえるザグーアン山塊からカルタゴまでの約5km、南から北へ続く水のルートがあったのである。

古代ローマの水道橋はなにも、イタリアや南仏にかぎられるわけではなく、北アフリカのチュニジアにもあった。

1997年1月21日、チュニスからザグーアンへ行く途中で、まず水道橋に、黄色いタクシーの運転手が連れていってくれた。この旅行も、本来は違法。フランス語で「赤」を意味するルージュ(Rouge)という姓の運転手だった。イスラム教徒だが、断食は厳格には守っていないと、笑いながら言っていた。鷹揚な性格の白人だった。



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この水道橋は、ハドリアヌス帝が、2世紀に建造したもの。断続的にまだ残っている。古代ローマの建築好きには、ほんとうに驚かされる。

次に、Thuburbo Majusという、これも古代ローマの都市跡に案内された。チュニジアの背骨をなす地域から貿易港カルタゴへ、穀物や畜産品を運ぶ要衝にあった都市である。



この遺跡の中心に、カピトリウムという神殿跡があり、大理石の円柱が4本、柱頭まで残っていた。コリント式の柱頭の彫刻が華麗で、この都市のかつての繁栄を物語る。

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このユピテルを祀る神殿の地下は、荒廃してからは、油工場として使われたという。

    断食月(ラマダン)や神殿変じて油工場  夏石番矢(『地球巡礼』)

廃墟というものは、人間の欲望の干からびた排泄物のようなものだ。美しかった大理石まで、排泄物になってしまう。

ここから、水の神殿は近い。






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