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<<   作成日時 : 2006/11/20 01:10   >>

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「冬の旅」という季語が、どれだれ歳時記に登場するか、はっきりとは知らないのだが、そう多くはないだろう。
金子兜太・黒田杏子という先輩方とともに編集に関った『現代歳時記』(初版は1997年、成星出版、現在の三訂版は、2001年、たちばな出版)に、「冬の旅」を、季語の項目として立てた(たちばな出版版、493ページ)のは、実は私。

現代歳時記
http://www.tachibana-inc.co.jp/detail.jsp?goods_id=338

http://www.bk1.co.jp/product/2098939

そこには、私自身の句を含めて、何句か収録されているが、2006年7月に出版した第11句集『右目の白夜』(沖積舎)にも、「冬の旅」の句がある。

    しめやかにわがうぶすなへ冬の旅   夏石番矢

この句は、白内障が進行し、手術を間近に控えた2002年1月はじめに作った。実際に手術が行われたのは、1月24日。奇しくも、妻の誕生日だった。

手術がうまくゆくかどうかという不安を抱えながら、郷里の相生へ帰ったときに生まれた、思い出深い一句で、そのとき、右目の水晶体は、真っ白になり、外出するときには、必ずサングラスを掛けていた。

正月休みも終わり、両親の家から、また埼玉の自宅へ帰るため、新幹線の相生駅へ向かう途中、母方の伯父が、自宅から出てきて励ましてくれた。この伯父が、

ふるさと相生のこと
http://banyahaiku.at.webry.info/200610/article_24.html

に記した相生駅前「江戸屋」の創業者、J・M。相生興産という会社も、創立している実業家。
結局、このときが、この伯父の見納めとなった。伯父の頭髪が、総白髪だったのをはっきり覚えている。伯父は、まもなく肺癌を発病して亡くなった。

この思い出深い句を、さる8月に色紙に書いた。

画像


いまは手元になく、姫路市在住の、中学・高校時代の恩師にお送りした。この恩師の定年退職祝いとしてである。
この4月から晴れて自由人となった恩師に、どの句を書いて贈呈しようかと考えた挙句、この「冬の旅」になった。

この恩師は、俳号を持つ俳人でもあるが、別の機会に触れてみたい。
























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