Ban'ya

アクセスカウンタ

zoom RSS 山頭火は自殺?

<<   作成日時 : 2006/11/16 18:46   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

「産経新聞」に、村上護『種田山頭火 うしろすがたのしぐれてゆくか』(ミネルヴァ書房)の書評を書いた。2006年10月29日付けの紙面に掲載され、いまは、次のサイトでも読める。

http://xn--efvu75ac8f49c.jp/news/061029/boo008.htm

さすがに、村上氏は山頭火研究の第一人者だけあって、読みごたえのある評伝。

気になったのは、あとがきで触れられている山頭火自殺説。大山澄太が、『山頭火の道』(弥生書房、1980年)で自殺説を言い始めたのだが、村上氏は否定している。私も、その否定に賛成。

画像


山頭火の最後の四国行きには、死の予感と覚悟が明確にあった。これは、監修した『達筆祈願 空海と歩く お遍路えんぴつの旅』(晋遊社、2006年)のために、昭和十四年十月から始まる、山頭火最後の四国巡礼のさいの句を選び、鑑賞文を書いたときに、確信できた。

『達筆祈願 空海と歩く お遍路えんぴつの旅』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4883805638
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31767782

    ついてくる犬よおまえも宿なしか   種田山頭火    

犬や猫との出会いにさえ、深い共感や感謝の念を抱く山頭火が、自殺するはずがないだろう。そして、間近に迫り来る自分の死を受け入れる旅でもあった。

    ほろほろほろびゆくわたくしの秋   種田山頭火   

また第一、近親者のうち、母親も自殺し、弟も自殺した山頭火は、自殺者が成仏しないことを知っていたので、母の命日には、お祈りをし、日記にも必ず母のことを書いていた。

余談になるが、自殺者が出た家族には、必ずその子孫に、悪い影響が現れるのは、私も実際例を知っている。いまの日本は、自殺者が増え、悪い因果を蓄積している。

山頭火は、何度か自殺を試みても、いずれの場合も、命を保ちえた。彼の俳句によく観音菩薩が登場するが、山頭火の観音信仰は、本物。自分が自殺を試みて、一命を取りとめたときも、観音菩薩が救ってくれたと思っただろう。

    南無観世音おん手したたる水の一すぢ  種田山頭火

山頭火の場合、彼のぽっくり往生の願いは、かなえられたと信じていい。彼の日記の最後、昭和十五年十月八日の欄には、国、母、息子、友人、仏、宇宙など、すべてに対する「感謝」が、たからかに記されているのだから。























テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
自由律俳句クラブ「群妙」創刊!
種田山頭火の生まれ故郷、山口県防府市から、自由律俳句クラブ「群妙」(ぐんみょう)創刊号が発行された。 ...続きを見る
Ban'ya
2007/06/03 18:57
Pharmacy order generic xanax.
Generic xanax no prescription. Generic xanax picture. Buy cheap generic xanax. Generic xanax 2 mg no prescription. Generic lortab xanax this. Generic xanax. ...続きを見る
Buy generic xanax in...
2008/11/12 21:31

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
山頭火は自殺? Ban'ya/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる