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十字というと、キリストにすぐ結び付くが、キリスト以前の十字、もしくは×印が、この世には存在した。考えてみれば、十字架も、刑罰のための道具で、キリスト以前から存在した。 昨日、マケドニアの友人Aleksandar Prokopievから送られてきた、遺跡のパンフレットに、古い十字の写真があった。 これは、マケドニアのSopsko Rudare村にある、Cocev Kamenという先史遺跡についての資料。石の上に刻まれた、青銅器時代の十字が、写真入りで紹介されている。キリスト教が、マケドニアに入るはるか前の遺物である。 Cocev Kamen http://www.megalithic.co.uk/article.php?sid=16071&mode=thread&order=0&thold=0 http://www.exploringmacedonia.com/?ItemID=ACEF172CAAABE342A1110A796844FD1D この遺跡全体が、山の上の巨岩。洞窟、階段、門、小劇場など、岩でできたさまざまな結構が残っている。 生け贄を捧げる儀式が、太古にここで行なわれていたらしい。 私はまだ、この遺跡を訪れたことがないが、次回マケドニアを訪れるさいには、ぜひ行ってみたい場所だ。 この遺跡以外、日本も含め、不思議な雰囲気をいまでも保つ巨石が、あちこちにある。 たとえば、イギリスのストーンヘンジも、見に行ったことがある。これは、墓だとか、かつては円形の木造建築でおおわれていたとか、太陽信仰の聖地だとか、諸説紛々。 手がかりとなる文献がないだけに、想像は膨らむ一方だ。 フランスのブルターニュの花崗岩の巨石列も、強い印象を私に与えた。 日本の縄文時代の遺物にも、十字型の土器がある。 古代では、十字は、太陽、天、風などを象徴していたらしい。 丸、三角、十字、四角などは、人類がかなり古くから親しんできた図形であり、絵であり、文字の雛型であったろう。紀元前の十字は、人類文化の来歴を、ちっぽけな国ごとの「伝統」の枠を超えて、考えさせてくれる。 |
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